「ヒコウキ」に乗ること。
「トクベツ」なこと。
僕にとって、「ヒコウキ」は普段使い出来ない、人生で数える程しかない、「ノリモノ」のはずでした。
「、、、はず。」
そう、実は、ある一時期、毎週の様に飛行機に乗っていた時期が、数ヶ月間あったんです。
それも、1日で乗り継ぎアリの空路。
海外じゃないデス。国内で。
機内食の出ないヤツ。
(いつも、コレでした。美味しいです。もうギュウコップンは入っていないコトでしょう。)
別に、特別な職業に就いたつもりはなかったのですが、あるプロジェクトに関わり、タマタマそれが出張の多い職種になった、感じです。
最初は、嬉しすぎて。
「毎月あの「トクベツ」な「ノリモノ」に乗ることが出来る。」
「カミサマは、ヒゴロノオコナイを見ていてくれているのだなぁ。」
(すいません、僕は無宗教ですけど、こんな時はカミサマ、信じます。正月は神社に行き、この年の幸せを願い、お盆は仏壇に果物をお供えした後、スイカのタネをニワに飛ばし、クリスマスは鳥をミンナで食べて家族のアリガタミを感じ、大晦日には除夜の鐘を聴いて、風情を感じるイキモノです。本当にごめんナサイ。)
なんて、初々しい感じでした。
(ウイウイしいってすると、なんか恥ずかしくなっちゃうので、漢字で書いてます。)
「ナレ」とは怖いモノです。
3往復もすると、「トクベツ」な「ノリモノ」は「乗合バス」と変わらなくなってきます。
日本の乗合バスは、お上品ザマスので、チョット違うと思いますが。
そう、インドとかの「乗合バス」。
インドの乗合バス乗った事ないけど。(インドの皆さん、偏見でごめんなさい。)
(初めて夢中になったインド映画です。大分前の作品ですが、面白いですヨ。長いけど。)
「グランドアテンダントの方々と、ナウでヤングな話をしたい(メイワク。)。けれども早く保安検査場を抜けないと、乗り遅れてしまう。」
もはや、空港を楽しむ時間など取れないくらい、家でギリギリまで寝ている訳です。
シウマイ弁当は必ず買っていましたが。
「荷物なんて預けたら、降りた後に待たされる。持込オッケーのコロコロにして、早く乗り降りしよう。」
小さなカバンだけ抱える優雅なオンボードなど、毛頭考えにありません。
「なんで、こんなところで混むの。ボーディングブリッジの上で、窓なんて眺めないで、さっさと進んで。早くしないと、荷物置きが他の席の人に奪われてしまう。」
「こんな所で、写真なんか撮ってどうすんの。こんなトコロの写真、後で見返すことなんて、なかろうに。」
一つ前のblogの「僕」を、蹴倒す勢いです。
フライトアテンダントの皆さんは偉いな。
色々な事情のお客さんを、お上品に対応して。
ある時、9Aあたりの席を予約した時の事です。
「すいません、荷物置きがいっぱいなんですが。」
「少々、お待ちください。アトで探して参りますので。」
僕の思い違いでしょう、フライトアテンダントの方の眉間にシワがヨッテいた様に見えたのは。
僕より前の席の、プレミアムクラスの方々の対応が先で、僕の荷物は、ドアをロックする直前に、25Hぐらいの荷物置きに、僕が入れに行きました。
チョットだけ遠い、中席の反対側の席の上。
入れた後で、アテンダント様が来てくれました。
いや、たまたま、「要件の多い」プレミアムクラスの「お客様」が多かったのザマスでしょう。アテンダントの皆さんは忙しいですからね。定刻通りに出発しないと、僕も含め、お客様はキビシイザマスから。
そうそう、僕のおばあちゃんは、僕にいつも「いいコト」教えてくれました。
「地獄の沙汰も金次第」って。
見て頂いた皆さん、ありがとうございました。