建物が好きです。
新しいモノも、ちょっと古いモノも、とても古いモノも。
どこのピラミッドでしょうか。
一瞬、そう考えてしまう様な形状です。
沖縄県立博物館です。
街中にある博物館ですが、バナキュラーより生まれし建築とは言え、かなり宗教的な印象を感じます。
ヒトが周囲にいなければ、古の文化による廃墟か、と感じる人もいなくはないでしょう。
建物の中に入ると、そこは現代建築そのものの空間がエントランスとして迎え入れてくれます。空調による快適さが、遺跡ではない事を証明してくれました。
2階から眺めるエントランスには、ランダムに柱が配置されている様に観えます。
その柱は、垂直に伸びる一本の棒ではなく、まるで植物の様に、上に伸びるに連れ、枝葉の様に広がっていきます。
柱は、上に伸びつつ、広がるに連れ、上部からの明るい陽射しを受け入れます。
光は「未来」と「希望」を現し、そして柱は、それをしっかりと、そして優しく、受け留めている「ヒトのキモチ」を現している様に感じます。
今の、そして今までの、沖縄の人達の気持ちが、いつか、癒されます様に。
見て頂いた皆さん、ありがとうございました。