建物が好きです。
新しいモノも、ちょっと古いモノも、とても古いモノも。
本館より、少しだけ離れた場所に、人々に見つからないよう、木々の中に隠れる様に、そこにありました。
最も長い歴史を持つ博物館の中では、比較的新しい建物です。
近代の鉄とガラスとコンクリート、近代の建物を構成する素材で、古からの日本の静寂さが表現されている様です。
入口からすぐに吹抜けのエントランスになります。
装飾性のない空間ですが、日本のモダニズムが表現されていました。
明るいエントランスを過ぎると、劇場で舞台が暗転するように暗い通路が現れます。
その先には、天からの光が射しているような、明るい階段に、静かで神秘的な異空間を感じました。
展示室には、法隆寺の貴重な宝物が、静かに並んでいます。
そこは異世界とも感じさせる、静寂と古の美のみが存在していました。
見て頂いた皆さん、ありがとうございました。