PCが得意と誤解した50代の僕の日記

50代の僕の日記、備忘録です。

みどりの窓口削減凍結とのこと。

JR東日本の「みどりの窓口削減計画」凍結が発表されたそうです。

この事は当然だろうと、僕だけではなく、皆さんも考えていると思います。

ゴールデンウィークの混雑に関わらず、常にみどりの窓口は混雑していましたから。

 

どのJRの駅、東日本だけでなくJR北海道から九州まで、みどりの窓口は少なくなっています。これは僕がどの地域の主要な駅に行って感じることでした。

常に列ができ、その列はなかなか進まない。

「効率化」との事で人員不足の中、デジタル化へ大きく前進へ、との勢いとはウラハラに、みどりの窓口削減は担当駅員の皆さんも、利用する私たちも、時間と労力を以前よりもより多く消費させることになっていました。

こんな状況をそのままにしているJRの経営者の方々はJRを利用しているのでしょうか。まぁ、今回の締結を行ったJR東日本の経営者の皆さんは利用しているのでしょうね。

まさか、他のJRの経営者の方々は、このDXの時代に部下に切符を買わせているのでしょうか。いやいや、スマートフォンのアプリでスマートに切符なしで利用されているのでしょう。

(皆さんご存じと思いますが、新幹線に関しては、JR東日本管轄エリアからJR九州エリアまでスマートフォンのみで乗り降りできます。この事は非常に便利だ、すごい事だと思いませんか。僕が50代だからかな。)

 

スマートフォンのアプリを筆頭に、とても便利になった自動券売機等によるDX化及び省力化は、「その機能が使える人」にとってはとても便利ですが、大多数の「その機能を知らない人、使えない人」にとっては、とても不便になる事にほかなりません。

これは、JRだけでなく、社会一般に通じることだと考えています。

日航全日空アップルストアコンビニエンスストアで出力するチケット、スーパーのスマートフォンによる宅配、数え上げればキリがありません。

社会全体が「人手不足」を理由に「わかりやすく説明して、どんな人にも使えるようにする。」ことを拒んでいるように感じています。

社会は便利になる一方、知らないことは「罪」だと言わんばかりに、うわべの利便性追求の為、「知らない人、使えない人」をその視野に入れないようにしているように見えます。

しかし、今回のJR東日本の凍結行為は、うわべの利便性追求だけでは、社会はうまく回らない事に気付いた行為であるように感じました。

 

これからも様々な企業が、JR東日本のように、うわべだけの「効率化」、「利便性」ではなく、社会の「本当に困った」を無くすような企業行為をし続けていくように願っています。

 

えぇ、僕には祈る事と政治家へ投票する事しかできません。

社会を変えようとするには。

 

見て頂いた皆さん、ありがとうございました。

 

PS 

これは僕が経験したことですが、3月の末に、ある地方のJRを利用した時、学生の通学定期券の申し込みにより、みどりの窓口がほぼ封鎖された状態になっていました。予約していた特急券の受け取りができず、危うく特急に乗り遅れるところでした。

このような事を書くと関東や関西に住んでいる皆さんには信じられないかもしれません。しかし、地方に行くと主要な駅でさえ、(新幹線の通る駅でさえ)みどりの窓口は1か所で、自動券売機も2か所というところもあります。その自動券売機も使える方からするとすごく便利なのですが、年に数回程度使う人にとっては、スマートフォンより使いづらいと感じていると思います。そのような理由からか、そんなに混んでいないだろうと思われる地方の駅のみどりの窓口は常に列ができ、駅員さんも休憩ができないような状況になっています。

その時は、恥ずかしながら大声で駅員さんに「特急に乗り遅れそうなのですが」と申し出たところ、駅員さんより学生及び保護者の皆さんにお断りをうけて先に切符をいただけました。本当に助かりました。JR九州 諫早駅の駅員さん、通学定期券をお求めになっていた学生及び保護者の皆さん、ありがとうございました。